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無職の英雄(アニメ)10話の感想・考察「悪魔の契約」

無職の英雄(アニメ)10話の感想・考察「悪魔の契約」 アニメ
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さあ、皆さんこんにちは!「ろみを」です。buzztrackerblog.comへようこそ!

アニメ「無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが」の快進撃、本当に止まりませんね!

今回、第10話が放送されましたが、サブタイトルは「悪魔の契約」という何やら不穏なムードを漂わせつつも、蓋を開けてみれば、アレル様の無双がまたもや炸裂する、痛快極まりないエピソードでした!
読者の皆さんも、検索窓に「無職の英雄 10話」と入力して、その衝撃を分かち合おうとしてくれているのだと、僕は完璧に理解していますよ。

さっそく、アレルくんの超人的な努力の軌跡を振り返りながら、第10話の怒涛の展開と、個人的な熱い感想を語り尽くしていきましょう!

※ネタバレ注意

無職の英雄(アニメ)|10話までの振り返り

■前回9話までの振り返り:スキルを凌駕する努力の結晶

物語の主人公アレルは、女神から「職業」と「スキル」が授けられる世界で、まさかの《無職》という烙印を押されてしまいましたね。

でも、彼のすごいところは、その不名誉を一切悲観せず、「努力すればスキルなんかいらない」と信じて、ひたすら地道な鍛錬を重ねてきたことです。
お父様が《魔導王》、お母様が《剣姫》(実は《剣神》!)という最強夫婦の息子であるアレルは、自力で剣士系のスキルを再現し、故郷の村を旅立って剣の都市ブレスギアへ向かいました。

ブレスギアでは、母ファラがかつて所属していたギルド「ドラゴンファング」に加入。
そこで幼馴染のライナや、色仕掛けで彼をギルドに引き留めようとするリリアと再会しつつ、ギルド対抗戦や剣神杯トーナメントで、並みいる強豪の剣士たちを次々と打ち破り、剣士の頂点に立ってしまいました。

剣術を極めたアレルくんが次に目指したのは、父親譲りの魔法の道でした。

魔法都市アルスベルの魔法学院では、異例にも赤・青・緑・黄・白・黒の全6学院に掛け持ち入学するという、超規格外の行動に出ましたよね。
第8話では座学で教師の板書ミスを即座に指摘し、実技では術式の短縮を披露して先生たちを驚愕させ、「人格分離法」で寝ながら魔法訓練をするという、人間離れした努力を見せてくれました。

そして、前回の第9話では、青の学院の決闘、緑の学院の飛行レースに進級試験で挑戦し、特に飛行レースでは、箒を使わず空気を蹴って加速するという、物理に頼った力技でサクッと勝利を収めていましたね。
いよいよ進級も大詰め、残すは黄、光、黒の学院の試験となりました。

無職の英雄(アニメ)|10話のストーリー考察

■10話のストーリー:悪魔をパシリにする「無職」の所業

今回の第10話「悪魔の契約」では、残りの3つの学院の進級試験を、これまたアレルくんらしいハイテンポでクリアしていく様子が描かれました。

まず、黄の学院の発表会です。

黄魔法は土や金属に関する魔法系統ですが、アレルくんは発表会に参加するため、新種のゴーレムを作ったと先生に申し出ました。
出てきたログウェル先生は、発表会の度に生徒を対戦相手にするという、大人げない人でしたが、アレルくんは意に介さず登録を完了。

アレルくんの赤い金属製ゴーレムは、先生に「重すぎて動かせない」と言われてしまうのですが、錬金魔法で軽く頑丈に強化されていたため、最強のゴーレムを出してきた先生を逆に打ち破ってしまいました。
最終的にゴーレムに剣を持たせ、全員ばらばらにするという、物理最強を貫く戦い方で圧倒し、無事に黄の学院の進級を果たします。

続いて、白の学院での試験です。

白魔法は光や生命に関する魔法系統で、試験官の目が見えない女性カエデとの対面を経て、ダンジョンに挑戦。
ここではアンデッドを次々と光魔法(ホーリーレイ)で浄化していくのですが、その速さが尋常ではありません。

さらに、上級アンデッドであるワイトも、ホーリークロスであっという間に討伐してしまいました。
カエデさんが「実力はわかった」と怒っていたのが印象的ですが、アレルくんはこれで、残すところ黒の学院だけとなりました。

そして、問題の黒の学院です。
黒魔法は闇や死に関する魔法で、人命を奪いかねない危険な魔法であるため、進級試験は室内で行われました。

アレルくんが図書室で、タイトルも著者名もない怪しげな本を開いた途端、魔力があふれ出し、悪魔(マティ/マスティマ)が復活してしまいます。

悪魔はアレルの命を狙い、魔法を完全に封じる結界を展開しますが、アレルくんには剣技がありますからね。
「魔法剣士か」と聞く悪魔に対し、「無職だ」と言い放つアレルくんは、杖で悪魔の首を斬り、連続攻撃で圧倒。

力を消耗し、どんどん小さくなっていく悪魔に、アレルくんはまさかの隷属魔法をかけて、自分の使い魔にしてしまったのです。
悪魔が「お前の所業の方が悪魔じゃないか」とツッコミを入れるのも納得の、まさに悪魔を従属させる無職というカオスな展開でした。

こうして黒の学院以外で進級を決めたアレルくん。

新たな使い魔となった悪魔は、すっかりペット扱いされ、昼食用のパンを買ってこいとパシリをさせられていました。
エピソードの終盤では、黒の学院に交付金(予算)が4割以上も削減されるという危機が迫り、焦った黒の学院長ブラグが怪しげな魔法陣で魔界の魔物を呼び出した結果、そのグラトニースライム(プルル)に自ら食べられてしまうという、衝撃的な結末を迎えました。

アレルくんは、学院の代表として魔法大会に出るよう打診されているようですが、どこで出るのかはまだ決まっていません。

無職の英雄(アニメ)|10話の感想

■10話の感想:無職の王様が誕生した日

いやはや、もう笑いが止まりませんでしたね!
今回の第10話は、アレルくんの「容赦のなさ」と、周りのキャラクターの「巻き込まれ具合」が最高のコメディを生み出していました。

黄の学院のゴーレム戦では、OPにも登場していた赤いモビルスーツ風のゴーレムが、まさかアレルくんの作品だったとは。
物理的に頑丈で、なおかつ剣を持たせて戦わせるという、魔法の学院でありながら「物理こそ最強」のテーマをゴリ押しする姿勢が、ブレなくて大好きです。

そして、個人的に一番面白かったのは、やはり悪魔(マティ)の登場から隷属化の流れです。

ラスボスのような雰囲気で復活したと思ったら、アレルくんにまだ喋っている途中で攻撃されて、一切反撃の隙もなく物理で切り刻まれ、あっという間に手のひらサイズになってしまうという。
しかも、名前をテキトーにつけられた挙げ句、「パンを買ってこい」とパシリをさせられている姿には、思わず腹を抱えてしまいました。

悪魔も「まっとうなツッコミ」を入れるのですが、アレルくんは表情一つ変えないんですよ。
この冷静沈着な《無職》の主人公が、常識的な悪魔を振り回す構図が、この作品の真骨頂だと改めて感じました。悪魔くん、今後のツッコミ役として、大いに期待しています!

また、このエピソードでは「雑に半年が経過」していたため、多くの視聴者が剣の都市で活躍したリリアの「花嫁修行パート」が飛ばされてしまったことを惜しむ声も上げていました。

サクサク進むテンポの良さは魅力なのですが、もう少し各学院の先生たちの「わからせられる」シーンを丁寧に見たかった気持ちもあります。

そして、衝撃的なのは、黒の学院長ブラグがあまりにもあっさりグラトニースライムに「食べられて」しまい、学院が潰れる危機に瀕したこと。

ラスボス級の悪魔を従属させたかと思えば、今度は学院長が自滅してしまうという、情報の飽和状態に頭がクラクラします(笑)。
しかし、これもエンディングで示唆されていた黒いスライムが、アレルくんの次の使い魔になるという伏線回収に繋がるのでしょう。

アレルくん、本当にどこへ行っても騒動の中心になって、新しい「仲間」を増やしていく、まさに無職の英雄ですね!

まとめ

■英雄の称号と新たな使い魔へ

今回の第10話は、アレルくんが剣技の鍛錬で培った「物理最強」の力を、黄、光、黒という異なる魔法系統の学院で存分に発揮し、魔法使いとしての成長の基礎を盤石にした回でした。
スキルに頼らず、努力と工夫だけで突き進む彼の姿勢は、いつ見ても爽快で、私たちに「努力は裏切らない」という確信を与えてくれます。

ラスボス級の悪魔をペットにし、学院長が自滅により新たな魔物を呼び出してしまった今、物語はますます混沌としてきましたね。

次回予告の第11話のタイトルは、ズバリ「無職の英雄」です。
まるで最終回のようなこのタイトルは、アレルくんが魔法学院の騒動を解決し、「無職でありながら英雄」としての称号を不動のものにする、大きな節目となるのではないでしょうか。

アレルくんの旅は、最強の剣士から、6系統すべての魔法を操る最強の魔術師へ、そして新たな使い魔と共に、次の境地へと進んでいきます。

果たして、黒の学院の予算問題と、暴走するグラトニースライムをアレルくんはどう解決するのか。
そして、無職の英雄が次に極めるのは、どんなスキルなのでしょうか。

来週も彼の快進撃から目が離せませんね!

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