PR

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(アニメ)9話の感想・考察

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(アニメ)9話の感想・考察 アニメ
記事内に広告が含まれています。

アニメ「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」第9話! 狂犬姫が寝起きドッキリパンチで世界を殴り直す!

皆さん、こんにちは!

「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」の沼にどっぷりハマっている、ろみをです。

今回は、2025年秋アニメの中でも群を抜いてスカッとする「さいひと」の第9話、「それは誰にでもできることではないのですとお伝えしてもよろしいでしょうか」について、深く熱く語っていきたいと思います!
前回の激しい戦いの後、スカーレット様がどうなってしまうのか、気が気じゃなかったですよね。

でもご安心ください、狂犬姫の目覚めは、最高に痛快な展開と共に訪れましたよ!

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(アニメ)|9話までの振り返り

■前回8話までの怒涛の振り返り

スカーレット・エル・ヴァンディミオンという公爵令嬢が、理不尽な婚約破棄とありもしない罪を着せられたあの舞踏会から、物語は始まりましたね。

彼女の「最後のお願い」は、邪魔な悪党どもを拳でブッ飛ばすことでした。
この作品は、武闘派令嬢による「拳での制裁」が魅力の痛快ファンタジーとして、「なぐろう系」なんて呼ばれることもあります。

スカーレット様は、眠らせる魔法や身体強化、時間を戻すといったチート級の魔法を使いこなしますが、その代償として力を使いすぎると昏睡状態に陥ってしまうという設定があります。

怒涛の展開だった第8話では、宿敵テレネッツァと共闘しつつ、スカーレット様の「覚醒」が本格化しました。
ついに過去生の記憶を思い出し、巨大な魔獣を打ち破るという大活躍を見せましたが、その結果、力を使い果たして眠りについてしまったんです。

そして、カイル王子はこれまでの行いを反省し、自ら罪を償うために自首を決意しました。
物語は、悪徳貴族をボコボコにする爽快な復讐劇から、国家全体の陰謀を解き明かすシリアスな展開へとシフトしていたのが、前回までの大きな流れでしたね。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(アニメ)|9話のストーリー考察

■第9話の胸を締め付けるストーリー展開

第9話は、スカーレット様が眠る「眠り姫」状態から幕を開けました。

その間にも、ジュリアス殿下は、舞踏会での裏切り者であるカイル王子以外に、「もう一人の裏切り者」がいることを突き止めていました。
その正体はなんと、現聖女のディアナ様だったのです!

物語は、ディアナ様の過去の回想から始まります。
元々、サーニャという名の村娘だった彼女は、ある日突然、女神の力を授けられ「聖女ディアナ」という役割を背負わされることになります。

聖女になったことで、親友との間に距離が生まれてしまい、彼女は純粋な「サーニャ」としての居場所と名前を奪われてしまったように感じました。

その後、ディアナ様は力を失い、教団内でも用済みのように扱われ、次の聖女への代替わりを暗示されます。
その焦りと、人々を救いたいという純粋な願いを利用され、彼女は力を取り戻すために、ディオスを経由してパルミア教へ情報を流すスパイの契約を結んでしまっていたのです。

弱った心につけ込むパルミア教のやり口は、本当に汚いですよね!

そんな緊迫した状況の中、パルミア教の計画は実行に移されます。
テレネッツァが結界の要である大聖石を一瞬で粉砕し、周辺国からパリスタン王国への宣戦布告、そして数千の魔物が押し寄せるという、まさに国家存亡の危機が訪れます。

そして、スカーレット様が眠る病室に、裏切り者のディオスが姿を現します。
彼はディアナ様の腹違いの兄で、妹を守るためという歪んだ愛情、つまりは「シスコン」の動機でスパイをしていたことが判明するのです。

ディオスがディアナ様をそそのかし、昏睡中のスカーレット様を狙おうとしたその瞬間、「狂犬姫」ことスカーレット様が豪快に目を覚ましました

「寝起きはやはりこれに限りますね」というセリフと共に放たれた寝起きドッキリパンチは、ディオスを一発で壁ごと盛大に吹き飛ばすという、ファンが待ち望んだ超絶爽快な展開でしたね!
スカーレット様は、ディオスが持っていた内部情報が書かれた紙まで拳で粉砕した後、彼に「今からでも態度と行動で償いなさい」と、生きて罪を償う道を提示したのです。

泣き崩れるディアナ様を優しく抱きしめるスカーレット様の姿は、彼女の拳が怒りだけでなく、「赦し」と「再生」の象徴でもあることを教えてくれました。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(アニメ)|9話の感想

■9話を見たろみをの個人的な感想

いやもう、前半のディアナ様の過去があまりにも切なくて、本当に胸が締め付けられました。

村娘サーニャが、急に手のひらを返されたり、友達と距離ができたりする描写は、聖女という役割が彼女の人生をいかに奪ってしまったかを痛感させます。
聖女として祭り上げられ、力を失ったら今度は用済み扱いなんて、本当に大人たちの身勝手さはひどいものです。

でも、そんなシリアスな空気を一瞬でぶち壊してくれたのが、我らがスカーレット様の「寝起きパンチ」でしたね!

昏睡状態が続いていたので、正直、このままシリアス回が続くのかと少し構えていましたが、最高のタイミングで「暴力の時間だ!」とばかりに目覚めてくれました(笑)。
ディオスがまさかの妹思いのお兄様だったというオチには、思わずコーヒーを吹き出しそうになりましたよ。

妹のためという動機自体は理解できますが、その愛情表現があまりにも歪んでいて、スカーレット様もドン引きしていましたよね。

あの糸目チャラ男が、クネクネしながら「超絶かわいくね?」と言い出すシーンに、どれだけの作画コストが割かれたのか、ライデンフィルムさんの遊び心に感謝しかありません。
スカーレット様の拳は、ただの制裁で終わらないのが本当に素晴らしいところです。

罪を犯したディオスにもディアナ様にも、その場で命を奪うのではなく、「生きて償え」という厳しいけれど優しい道を示すんですよね。
やっぱりスカーレット様は、拳の強さだけでなく、心の強さも規格外なんです。

今回の第9話は、シリアスな人間ドラマと、それを一発で解決する物理的な爽快感という、「さいひと」の最大の魅力が凝縮された、まさに神回だったと断言できます!

まとめ:国家の危機と次なる拳

第9話は、聖女ディアナとディオスという二人の裏切り者の「心」の裏側が明かされる重要な転換点となりました。

彼らの行動の根源には、純粋な願いや妹への愛という、一概に「悪」とは言いきれない切ない動機があったわけです。
しかし、物語の舞台は、魔物の大侵攻と周辺二国からの宣戦布告という「戦争前夜」の様相を呈しています。

これからは、個人的な「ざまぁ」のレベルを超えて、「パリスタン王国をどう守るのか」という、より壮大なテーマへと進んでいきます。

スカーレット様の拳が、次はいったい「誰のため」に、そして「何」を殴り飛ばすのか。
サブタイトルにもあったように、次回は「分厚いお肉の芯までボディブローで火を通してもよろしいでしょうか」ということで、いよいよ魔物との本格的な戦闘が始まる予感に胸が高鳴りますね!

スカーレット様の最強の拳が、この国家の危機をどう殴り直し、平和をもたらしてくれるのか、次回も楽しみで待ちきれません!
皆さんも、ぜひ引き続き「さいひと」の熱い展開を一緒に見守っていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました